カイゲンジボタルの幼虫放流会

850頭の幼虫を放流
 4月4日、笛吹市の一宮インター近くにある「金川の杜」公園内のホタル池で、昨年6月から育ててきたカイゲンジボタルの幼虫850頭余放流会を開催した。
 放流会は、小学生20人が参加し、地元中川地区の区長さん、育ててきた金川の杜の職員等と一緒に行った。放流会は、今年で3回目のイベントである。2年前は、土繭がモグラに食べられて、全滅した。昨年は、モグラ退治用にペットボトルで手作りの風車を作って、池の周りに設置した。その効果があってか数10頭のカイゲンジボタルを飛ばすことが出来た。今年はどうだろうか?
SANY0268.JPG放流会の式典(挨拶する杉山所長)
 昨年6月4~6日にタマゴ3,000個余りを採取した。約25日後の6月30日に孵化したものだ。ホタルの餌になるカワニナ採りや池の周囲にホタルの休息場所になるように草を植え、池の中にもカワニナの餌になるクレソンなどを植えた、池の中にいるザリガニやサワガニの除去など池周辺の環境創りをやってきた。一番餌を食べて大きくなる時期に、東日本大震災の計画停電で、水中の酸素が不足して、死んでしまわないかと心配の日々もあった。3,000個の卵から850頭余りを放流することが出来たので、約25%の生存率ということになり、自然界の生存率を考えると、カイゲンジボタルを保護していくことに大きく貢献したことになる。
SANY0267.JPG放流したカイゲンジボタルの幼虫
 カイゲンジボタルの放流会は、大きな3つの目的を持っている。
 1つは、20万年以前の特殊な遺伝子を持った甲府盆地の固有種であるカイゲンジボタルを保護する。
 2つ目は、地域のおじいさん・おばあさん、子どもたちの三世代がホタルの飼育、放流会、鑑賞会を通してコミニュケーションを計る。
 3つ目は、ホタルの飼育、放流会、鑑賞会を通して小さい生き物(弱い生き物)に対していたわる心を育む、ホタルが育つ環境を整備することによって自然を愛する・守る気持ちを育てる
 
 6月から9月頃までは、池の中が藻で一杯になり緑色になってしまうこと、餌のカワニナを採取して与えているが池の中に子どもを生ませること、など周辺の環境整備や人工飼育から自然飼育になど、まだまだ歩き始めたばかりのカイゲンジボタルの幼虫の放流会ではあるが、地域の人たちと一緒に一歩一歩進めていきたい。

SANY0266.JPG池の中のカワニナ(黒い点がカワニナ)
SANY0271.JPG放流会に参加した子どもたち

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